【読書ログ】『龍神の雨』道尾秀介



道尾秀介さんの作品は、登場人物の心情を細かく書いてるから共感。
どんどん物語に引き込まれていき、「この後、どうなるの?!」と夜中から朝の3時までページをめくる手が止まらなかった!東野圭吾さんの次に好きな作家さん。


あらすじ
母を亡くし、継父と暮らす添木田蓮と妹の楓。病の母に続いて父も亡くし、残された溝田辰也と弟の圭介は、継母と暮らしている。蓮は妹に酷いことをした継父の殺人計画を立てた。辰也は、継母を嫌い困らせるために万引きを繰り返す。
降り続く雨は、2組の家族の罪を洗い流してくれるのか…。

感想

私の評価→★★★★☆

冒頭から、継父の殺人計画を立てた蓮が怖い。憎しみや怒りがフツフツと溢れていて、「殺人なんてダメだ!」と思いながらも、「あいつが許せない。妹を守らなきゃ…」という気持ちが葛藤していてリアルやなと感じた(人に殺意は持ったことはないけどね)。

辰也と圭介は両親を失った悲しみを受入れられず、辰也は継母を悲しませるばかり。弟の圭介は、継母を母として好きだけども兄には逆らえない。
最後は兄弟愛、家族愛をこの小説から感じた。


ドンデン返し小説やけど、犯人は分かり最後は「やっぱり」で終わる。
雨の情景が描かれていて、暗く重い話なのか思ったら、登場人物の心情も少しずつ変わっていくから、少しずつ読む側の心も晴れていく。

読後は、雨上がりの空のような心地よい気分になる。
道尾さんの作品のほとんどが、人間の心の動きを上手に描くから自分も小説の中の世界にいて、登場人物を間近で見ている錯覚に私は陥る。


小説と一緒にめまぐるしく、私の感情も左右された。道尾ワールドにひきこまれる!笑 おもしろかったなー。

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