【読書ログ】『カラスの親指』道尾秀介

http://blog.livedoor.jp/seibundoh_wasedasta/archives/3859769.html

道尾秀介さんの『ラットマン』を読んでから、この人の小説が好きになりました。
最後にどんでん返しがあって「犯人、お前やったんかーい!」って騙されてしまう感じが病みつきになるねんな〜。

『カラスの親指』は映画化された効果もあってかレビュー評価も良くて、本好きさんがオススメしていたので、気になり購入。



「『カラスの親指』ってどういうこと?」
このタイトルの意味が分かるのは、最後。
それと同時に「うわ〜。何となく分かったけど、こういうオチか〜」と今までにない叙述トリックでした。
他の人のレビューで「夢オチ」みたいな気分で書かれてたのは、そういう意味なんやとピンときた。

あらすじ
人生に失敗した詐欺師の武沢竹夫と入川鉄巳(テツさん)。ある日2人は、スリに失敗した「まひろ」という少女を助ける。武沢はこの少女と自分の過去が関係していることに気が付き、生活の援助を申し出た。後日、まひろは姉のやひろと彼氏を連れて、武沢とテツさんの家で居候を始める。過去を精算しきれていない武沢、まひろとやひろ姉妹の悲しい過去、妻を自殺に追いこまれたテツさん。彼らが人生をかけて、企てる大計画とは?

感想

私の評価→★★★★☆


映画化されていたからキャスト見てみると、武沢が阿部寛、テツさんが村上ショージ。この2人を思い浮かべながら、小説を読むとより面白かった!
『ラットマン』のような衝撃なオチはなかったけど、手に汗握るシーンやテツと武沢が良いコンビだったから、読んでて楽しかった。これは見事に騙される!この小説は詐欺師よりも読者を騙すのが上手い。

今思えば、↓もヒントで伏線やった(;´Д`)

「ところでみなさん、マジックといえば、理想的な詐欺と理想的なマジックの違いをご存知ですか?」
(中略)
「あのですね、理想的な詐欺はですね、相手が騙されたことに気づかない詐欺なんですよ。それが完璧な詐欺なんです。でも、それと同じことがマジックにも言えるかというと、これが違う。まったく反対なのです。マジックでは、相手が騙されたことを自覚できなければ意味がないのですよ」

   https://ameblo.jp/rsn48/entry-12015975290.html


カラスの親指…「あー。そういうことね。物語の人物も読者も、”この人”に完全に騙されてたんや」って気がついた時には、もうこの小説の世界に巻き込まれてる。


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