一時帰国の計画を立てる中で、珍しく旦那さんと意見がぶつかった。計画の立て方に違いがあった。しっかり話した後、旦那さんがNotionで旅行計画表を作成。私の不安を解消し、コミュニケーションが円滑になる工夫が詰まっていた。
旅行計画表の作り方
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見本用 |
彼の作った旅行計画表はシンプル。こういう表は、大きいところから小さいところへ作り込んでいくとのこと。
大きいところ:目的を決める
まず、目的を決める。何のためにその表を作るのか。今回は予算や優先順位を明確にし、私の考えを把握すること。私は書く方が気持ちを伝えやすい。
テーブルビューには「必要最低限」の項目のみ。初期段階ではグループ・ソート分けもしない。
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ほしいもの、やりたいこと、会いたい人が混ざっている |
何をもって、自分たちに「必要」なのか?
必要最低限の項目も、何をもって自分たちに「必要」なのかを考えること。AとBで迷ったら、予算や優先順位があれば決めやすい。私は「場所」のタグもつけようと提案した。すると彼は、「内容(やりたいことを書く欄)」で補完できるから必要ないとのこと。
「便利だから」と機能を詰め込むと、知りたい情報が濁る。
旦那さんが例え話をしてくれた。ひったくり犯を追う時、人混みでいくつも道が分かれていたら見失うけど、一本道なら追いかけやすい。情報も同じ。
小さいところ:グループ分けなど
やりたいこと、ほしいもの、会いたい人のリストが増えた時に初めて、ソートやグループ分けをするんだとか。
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ほしいもの、やりたいことの「カテゴリ」でグループ分け |
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「重要度」が高いもの順にソート |
他の項目
To-Do
頭の中で考えたら、たくさんやることがあると思ったけど、「見える化」したら混乱が減った。夫婦といえどペースが全く違う。私はイレギュラーが苦手で、早めに予約を済ませて安心したい。一方で旦那さんは柔軟に対応ができるから、ギリギリに行動する。
行き当たりばったりの旅も楽しい。でも行動が遅れて、予約が取れなかったら不安なのだ。状況がどうなっているのか、彼がいつ行動するのか分からないことがストレスだった。
To-Doリストは「何をいつまでに終わらせるべきか」を共有できて、無駄な催促や不安が減った。
備考
大事なメモ、旦那さんに知ってほしいこと、調べたことを載せている。彼のコメントはお守りだ。私は人混みが苦手でイライラするかもしれない、と伝えた。彼の返答は、口頭よりも分かりやすい。私も不安を言葉にしたら落ち着いた。
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隠してるのはお互いの名前。悪口ではないよ。 |
旅行記録
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文字と写真のみの記録にする |
旅行計画表には「旅行記録」を書くスペースも作った。彼は「頭の中に思い出があれば充分」と言うけど、私は彼との思い出を形に残したい。記録を通して、私が何を思ったのかを知ってほしい。
お金の「価値」を学ぶ
旅行で大変なのは費用面だ。私は主婦で収入がないから、なるべく出費を抑えようとした。旦那さんの言葉が印象的だった。
「単に『安い』を求めるんじゃなく、金額以上の価値を得る選択をしてほしい」
例えば、数日泊まるホテルの選び方。
カプセルホテルとビジネスホテルのどちらにするか迷った。カプセルホテルの方が一万円ほど安かったから、私はそこに泊まろうと提案。でも彼は、朝食の費用や手間など、トータルの費用は大きく変わらないと言う。
それなら朝食付き、浴場や洗濯設備もあるビジネスホテルで、体をゆっくり休めたほうが良いと言う。
一万円の差で体と心の快適さが変わる。我慢が毎回、賢い選択になるわけではない。これが彼の言う「価値」なんだな。
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Notionの旅行計画表は、私たち夫婦の仲を深めるものになった。旅行がどんな風に進むのか楽しみ。
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