お義母さんのミシンと私の憧れ

2025/04/27

考え

ミシンをアップグレードした。

旦那さんのお母さんが、生前、大切に使っていたもの。お義母さんは、私にとって実の母のような存在だ。

私には実母と継母がいたけれど、大事にされた記憶は少ない。でも旦那さんの両親は、本当の娘のように接してくれるのが嬉しい。

お義母さんが亡くなったあと、お義父さんがこのミシンを譲ってくれた。新品同様にキレイなままで、大事に使われていたことが伝わってくる。

もともと私は、1900円の小型ミシンを使っていた。初心者だし、長く続けるか分からなかったのでお試しで購入した。

写真手前のミシンを今まで使っていた

予想に反してミシンは楽しく、色んなものを作るようになった。

返し縫いもできないシンプルな機能で、カバンやズボンを作るのはなかなか大変。それでも、その小さなミシンで工夫しながら仕上げた作品には、今でも達成感を覚える。

お義母さんのミシンには返し縫い機能も付いていて、色んな縫い方もできる。私が前に使っていたものより大きいから、安定感がある。

これから作れるものの幅が、ぐっと広がりそうで嬉しい。

糸もお義母さんの。カラフルで元気になる

私はずっと、大事な人が大事にしていたものを引き継ぐことに憧れていた。それは、渡す相手を信頼していないとできないことだからだ。

裁縫をしないお義父さんが、お義母さんのミシンを託してくれたのは、私を信頼してくれているからだと思う。

大事な人の大事なものは、私とその人を繋いでくれる。

旦那さんは、子供の頃にお義母さんにスモッグや給食袋など作ってもらったそうだ。だからなのか、旦那さんは手作りをすごく喜んでくれる。

ミシンには、家族の温かい思い出が詰まっているんだろうなぁ。

私もこのミシンを大事に使っていく。ものづくりを通して、お義母さんとの繋がりを、これからも感じ続けていきたい。

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好きなもの❤編み物、スターデューバレー、あつ森、モブサイコ100、古典、旦那さん、美味しいもの

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