『バイオハザード』の新作映画を観て、「これが現実だよな」と思った。

2026/10/01

日常

映画『バイオハザード(Resident Evil)』の新作を観てきた。

めちゃおもしろかった。特に良かったのは、主人公のブライアンがとにかく、ヘボヘボなところ。

彼は、医療物資配送業者の仕事をしている。真面目で、どこにでもいる普通の青年だ。

そんな彼がゾンビと遭遇する。当然、腰を抜かすし、情けない声を出すし、転がるようにしてゾンビから逃げる。

銃を見つけても使い方すら分からない。撃てたとしても的を外す。序盤の彼のセリフのほとんどが、「Fuck!」と「Shit!」だった。

彼の言動や行動を見ていると、「これが現実だよな〜」と思った。

もし、自分の目の前にゾンビが現れたら、腰を抜かすのが容易に想像できる。

私も銃の使い方なんて分からないし、パニックになって、銃を闇雲に撃って、叫びながら逃げ回ると思う。

昔の『バイオハザード』の映画やゲームのキャラクターは、最初から強い。

ゾンビが出てきてもそれほど動じないし、銃の扱いにも慣れている。カッコいいけれど、私にはマネできないなと思う。

だからこそ今回の主人公のブライアンは、観ている私との距離が近く感じた。

それだけでなく、ブライアンが銃を構えながら、暗闇を懐中電灯で照らすようなシーンがある。これは、持っている武器だけが見えるゲームの視点(一人称視点)みたいだった。

彼の目線で室内や景色を眺めるため、私自身が銃を構えて辺りを見回している気分になった。ゾンビがどこから飛び出してくるのか分からないハラハラ感を味わった。

ホラー映画定番の、急に何かが飛び出してくるシーンもあった。

私はビビリなため、座席から飛び上がり、旦那さんに何度かしがみついた。彼は、私のそういう行動にビクッとさせられたそう。

一番乗りした。誰もいないスクリーンルーム

少し離れた席の人も同じように飛び上がっていたのか、大量のポップコーンが床に散乱していた。

そして、ブライアン役のオースティン・エイブラムスもよかった。

彼は、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』や『THIS IS US』にも出ていたけれど、嫌な感じの人を演じていた。

だから今回は、親しみのある人を演じていたから好印象に変わった。

サバイバルホラーなのに、今作はクスッと笑えるところがあるのもよかった。こういう映画はずっと緊張して疲れることも多いけれど、笑いがあることで肩の力をほどよく抜けた。

『バイオハザード』のゲームは、私は旦那さんがやっているのを隣で観ていた程度だ。

それでも、ゲームを知らない人も楽しめる物語、舞台設定になっていると思う。

海外のレビューでは、ゲームのキャラが出てこない、世界観も少し違う、主人公が弱いのが物足りないという意見もあった。

※以下からネタバレあり

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結末は悲しかった。ブライアンにとっては希望がない。

「ここで都合よく助かるんだろうな」と思わせておいて、そうならない。ブライアンは、ことごとくツイていない。

不運が重なり、怖がって、逃げて、失敗して、それでもどうにかしようとする姿に、「助かってくれ!」と強く願っていた。

あんなに頑張ったのに、治療薬も目の前にあったのに、結局モンスターになってしまった。彼がギリギリまで人間の意思を保っていたのも辛かった。

私はハッピーエンドを望んだけれど、旦那さん的にはあのエンディングだったからこそ現実的で良かったと思ったそうだ。

たしかに助かったら、ご都合主義になるのかもしれない。

最後はヘリが来たところで終わったけれど、あのままブライアンもろとも街ごと爆破されるのだろうか。ブライアンの彼女はどう生きていくのか。そういうところも考えてしまった。

今作は人の形をしたゾンビは少なめだった気がする。

それより得体の知れないモンスターのほうが印象に残っている。触手はかなり気持ち悪いし、なぜ色んな人と合体しているのかも謎だった。

ビルの屋上からゾンビが落ちてきて、飛び散る肉片が生々しかった。あれは何を使って撮影しているんだろう。

病院の新生児室のシーンでは、撮影で血のりを1500リットルも使ったらしい。あの生々しさを見た後だと、「そりゃ大量に使うわ」と納得した。

:

映画館で観たからこその迫力と緊迫感もあって、かなり楽しい映画体験だった。

Netflixなどで配信されたら、たぶんまた観る。そのくらい、気に入った。

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