デジタルでスクラップブックがしたくて、ノートアプリを5つ試してみた。「スクラップに向くノート」のレビュー。
無料で試せる範囲でいくつか触ってみて、それぞれの良さを、実際の操作感と一緒に紹介する。メインで使っているGoodnotesの感想は、次の機会にする。
ノートアプリを使う目的
自分の「したいが叶う」、新聞スクラップブックを作ること。
アプリを選ぶ時に見た条件
- 紙の縦横を選べる
- Notionやブログでシェアしたときに、スクラップ画像(新聞など)の文字が潰れない
- PNG/JPEGで保存できる
- ステッカーや外部保存のしやすさ
- 紙に書くみたいな文字が書けること。
買い切りアプリはどれ?
今から紹介するノートアプリは無料で使えるけれど、制限もある。その中で買い切りは、CollanoteとNoteful。
Notability
感想
「いちばん使いやすかったのに、制限が惜しい」
特徴
Notabilityは、デジタルプランナーに向いているかも |
ステッカーの種類が豊富で可愛い |
- テンプレートがたくさんあって可愛い。デジタルプランナー、読書感想、タイムスケジュールも無料で使える
- GIF画像が使える。PDFで保存すると、GIFが動く
- アプリ内のスタンプが充実している。
操作感
ツールがまとまっていて迷わずに、ペンや画像を選んで編集できた。
保存
PNGやJPEGで書き出した時、新聞記事の文字がちゃんと読めた。
制限
無料版は編集が制限される。ノートを開いて書く、編集するといったことをし続けると「見る」しかできなくなる。
週ごとにリセットされるが、いつ制限がかかるか分からないため不安になる。
Collanote
感想
「遊び心は最高、安定感はまだ途上」
特徴
日本語→英語、英語→日本語など他言語に翻訳してくれる |
- AIが強みだと思う。AIでスタンプが作れる機能があるため、絵が苦手でも自由にステッカーが作れる。ただし、個人的に性能は良くないと思った。
- AIの翻訳は言語の勉強ノートに便利そう。分からない単語を囲うと、発音してくれて単語の意味も教えてくれる。
- ペンの種類も豊富で、プリクラの落書きを彷彿とさせる。
- ほぼ全て無料でノートの用紙を選べて使える。
- その他には録音・電卓・ストップウォッチ付き。
操作感
- コラージュに特化したノートアプリ
- 画像のアップロードも簡単
保存
PNGでの保存をしようとすると、「次のバージョンでしか使えません」と表示される。アップデートの途中なのか、有料版を買わないといけないのかが分からない。
Collanoteに問い合わせてみたけど、返答なし。
制限
- ペンの安定感(Stabilizer)の程度を選ぶには、有料にしないといけない。無料版では、文字のキレイさは望めないと思った。
- 外部ツールでJPEGに書き換えたけど、画質は荒れる
- 用紙は縦のみ。
Note+
感想
「勉強に特化している。“遊ぶノート”には向かない」
特徴
デジタルプランナーのテンプレもある |
- タイマー、電卓、動画やWebリンクを埋め込みで貼れる
- AIによる要約や録音ができたり、フラッシュカードなども作れたりする
- デジタルプランナーのテンプレもある
操作感
ペンのレイアウトがAppleの純正メモと似ている。
保存
私は、保存の場所をなかなか見つけられなかった。保存の際に、「JPEG」か「PNG」が選べる。
制限
ノートの用紙も種類が豊富だけど、私がよく使うドットも有料だった。
Noteful
感想
「シンプル。装飾より整理したい人に」
特徴
レイヤー機能がある。文字、写真、スタンプのレイヤーを作ると、編集しやすそうだ。無料版では、レイヤーは2枚まで使用できる。
お絵かきアプリ『Adobe fresco』でもレイヤーを使ってみたけど、私はうまく使いこなせなかった。
操作感
最初から入っているステッカーは、これだけ |
- シンプルに、ノートを取るためのアプリだと思った。ペンはマーカーを含めて4種類
- 簡単にスタンプをダウンロードできる
- 画像はアップロードするときに大きく表示されるため、画像を選びやすい
- 気になるのは、ペンの種類と色を選ぶところが離れているため混乱する
保存
- ImageとPDF保存が選べる。
- 用紙を横向き保存にすると、新聞の文字(画像)が潰れてしまう。
制限
マステ機能もあるけど、そんなに種類は多くない。
Appleの純正メモ
書き味最高! |
感想
「“書く”だけなら、これが一番」
特徴
- ペンの種類も多すぎず、少なすぎずちょうどいい
- iMessageのステッカーが使える
- 全機能を無料で使える
操作感
ペンの反応も良く、紙の上に文字を書いているのと変わらない書き心地が好き。
保存
JPEGで保存が可能。スクラップした新聞記事もキレイに読めた。
制限
- これでもコラージュできたが紙は縦のみ
- ドット紙は無い
- iOS17以上なら、写真からステッカーを簡単に作ることもできる
さいご
結局どのノートアプリも、それぞれ得意なことと苦手なことがある。だから大事なのは、「自分が何をしたいか」と「どんな感覚で使いたいか」を軸に選ぶこと。
機能だけじゃなくて、自分が楽しめるかどうかもすごく大事。
0 件のコメント:
コメントを投稿
Thanks for commenting! コメントありがとう!