人混みが苦手で、外食は静かにゆっくり楽しみたい。そんな私が京都で見つけた、落ち着いてランチができるお店が「みます屋 おくどはん」だった。
行って分かったことや、お店の雰囲気をまとめておこうと思う。
きっかけは、テレビ
他県から来てくれる友達とランチの場所を探していたとき、関西ローカル番組の『よ〜いドン!』で「みます屋 おくどはん」が紹介されていた。
お値段も手頃だし、何より画面越しでも伝わる料理の美味しそうな雰囲気に惹かれた。「友達を連れて行きたい!」と思って、予約なしで行ってみることにした。
混み具合は?30分並んで分かったこと
お昼のピークは過ぎていたはずだけど、放送の影響もあってか列ができていた。外で30分ほど並んで、13時半頃に入店。
行列を避けてゆっくりお喋りしたいなら、オープン直後か13時頃に行くのがいいかも。
もしかすると、今は行列が落ち着いているかもしれない。もし、このブログを見て「おくどはん」に行った方は、混み具合はどうなっているか教えてほしいです。
店内の雰囲気は?
お店は2階建てで、私たちは2階に案内された。
正直、スペースはかなりコンパクト。机と机の間は人ひとりがやっと通れるくらいで、隣の人の会話も筒抜け。内緒話にはちょっと向かない場所。
平日のお昼というのもあり、おばさまが多かった。他には老夫婦、外国人も何組かいた。
客層の年齢層が高めで落ち着きがあるように思う。みんな会話を楽しんでいるけれど「うるさい」とは感じず、むしろ心地いい活気があった。
窓は障子になっていて外の景色は見えないけれど、薄暗い照明が上品。
お座敷もテーブル席も靴を脱いで上がるスタイル。 その「お家感」もあってか、店内は静かで不思議と落ち着く空間だった。
店員さんの雰囲気は?
担当してくれたのは、清潔感がある物腰が柔らかそうなおじさんだった。
お料理が運ばれてきた時は、丁寧に料理の説明してくれた。テレビを見て来たことを伝えると、「その影響でいつも以上に忙しくて、ちょっとテンパってます。でもありがたいことです」と笑いながら話してくれた。
料理の注文もこの人が取ってくれた。最近はタブレット注文のお店も多いけれど、こういう人と人のやり取りがあるお店はやっぱりいいな。
料理の写真
注文したのは、「おくどはん御膳」。
| 京のおばんざいに、お造りと茶碗蒸し付き |
『おばんざい』とは、京都の言葉で日常的なおかずのこと。京都育ちの旦那さんに、こんなのが毎日家庭料理で出るのかと聞いてみたら、「そんなわけあるかい!」とツッコまれた。
竈で炊いたツヤツヤのご飯に、この素朴なおかずが最高に合う。ランチ後は、友達と歩き回る予定だったから、量も腹八分目でちょうどよかった。
料理の名前、細かい味のことは忘れてしまったけど、あっさりして美味しかった。追加料金なして、デザートとドリンクつきだったのも嬉しい。
| 抹茶ケーキ |
この内容で、1,360円!
物価高の影響で、最近の観光地のランチだと2,000円が普通になってきた。でも『おくどはん』は「優しい価格」だと感じた。
これから行く人に伝えたいこと
ご飯のサイズ選び
ご飯のサイズが選べる。少し控えめにと思って「小」にしたら、お椀の半分にも満たない量で全然足りなかった。しっかり食べたいなら、サイズは変えない、または「大」にするのがおすすめ。
階段には気をつけて
入口からすぐの階段が急だった。外から入ったばかりだと目が慣れていなくて足元が見えにくいから、手すりを掴んでゆっくり進むのが正解。
脱ぎ履きしやすい靴がベスト
2階は一番奥のテーブル席でも靴を脱ぐ。お座敷の席に案内されることもあるから、靴は脱ぎ履きしやすいのがいい。
行く前に天気のチェックをして
狭い歩道に並ぶので、屋根もベンチもない。そのため天気に左右されると思う。
私が行ったのは1月末の寒い時期。太陽が出ていたけど、ジッと立ってるのは寒かった。雨や寒暖の対策を忘れずに。
「みます屋」で検索
ネットでは「三条御幸町 おくどはん」と出てくることもあるけれど、正式名称は「みます屋 おくどはん」。
お店が三条御幸町(さんじょうごこまち)という交差点の近くにあるため、「三条御幸町 おくどはん」と呼ばれることもある。
道に迷わないためのコツ
| お店の外観 |
私は京都駅から地下鉄烏丸線に乗り、そこから15分ほど歩いてお店に向かった。私はかなりの方向音痴で、Googleマップを頼りにしても何度も立ち止まって確認したから時間がかかってしまった。
お店の外観は、いわゆる「観光地のごはん屋さん」という派手な雰囲気ではない。自転車で往来する地元の人や、スーツ姿で歩く人が行き交っていた。
この日は列ができていたからすぐに見つけられたけれど、そうじゃなければ、気付かずに素通りしてしまったと思う。
それくらい景色に馴染んでいて、周りに観光客らしい姿もほとんど見かけなかった。
お店の情報
さいご:感想
カナダから一時帰国して改めて思ったのは、日本は靴を脱いで上がるお店が多いということ。
それが良いとか悪いとかではなく、「あ、そうだった、これが日本の文化だったな」と、離れて暮らしているからこそ再認識するのが新鮮だ。
ちなみに「おくどはん」とは、京都の言葉でかまど(竈)を意味する「くど」に、親愛の情を込めた「はん(さん)」がついた。
かつての暮らしにおいて、火を扱い、家族の食事を作るかまどは何よりも大切な場所だった。単なる調理道具としてではなく、まるで「台所の相棒」のように大切に想われてきたからこそ、この温かい名前があるんだな。
安くて、美味しくて、居心地もいい。
あまりに心地よさに、「ずっとこのまま静かな場所であってほしい」と独占したくなる一方で、この温かさを誰かに伝えたい気持ちが勝ってしまった。
京都で人混みを避けてゆっくりご飯を食べたい人には、いいお店だと思う。
次の帰国でも、もう一度行きたい。
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