英語のクロスワードで言葉と遊ぶ

2025/10/01

エッセイ

ここ数日、英語のクロスワードにハマっている。

言葉と知識が増えていくのは楽しい。自分の気持ちを、少しずつでも正確に言葉にできる感覚がする。

カナダの100均で、旦那さんがクロスワードの本を買ってくれた。

ページをめくると知らない言葉がたくさんあって、覚えたくて仕方がなかった。どんな言葉が待っているんだろうって、ワクワクする。2.75ドルで私の心は満たされる。

「簡単、楽しい」とあるけど、私には難しい(笑)

クロスワードの英語のヒントを頼りに、知らない単語を調べる。自分でひらめいたりすると、思わずガッツポーズをしたくなる。

そうやってどんどん空白を埋めたくなる。

旦那さんと一緒にするのも楽しい。「この単語かな?」「でもこうも考えられるよ」と二人で言い合う時間は、小さな言葉の宝探しのようだ。

カナダに住んで10年になるけれど、私は知らない単語や物事はまだまだある。

普段なら意味を調べずに流してしまう単語も、クロスワードでは解かないと気が済まない。類語や言い換え、英語の文化的なニュアンスも自然と身につきそう。

シェイクスピアの言葉、「All's well that ends well. (終わりよければ全て良し)」もクロスワードで覚えた。

もっと言葉を扱えるようになりたい。

私は自分の思いを言葉にするのが苦手だ。日本語でも英語でも、自分の気持ちにぴったり当てはまる単語が出てこない。

話すより書くほうがまだ、冷静に気持ちを伝えられる。それでも、つい同じ言葉を使ったり、ストレートな表現しかできなかったりする。

クロスワードを通して、言葉や知識を増やすのは楽しい。覚えた言葉が自分の中に積み重なっていく感覚があるからだ。

ただ言葉だけを上手に扱っても、気持ちがなければ伝わらない。

書くことも読むことも、人の「心」を感じるから意味がある。自分の気持ちを正確に言葉にできることを、これからも目指していきたい。

店頭では数独、ワードサーチなど、たくさんのパズル本が並ぶ

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