全力主婦始めました。罪悪感は卒業

2025/10/24

エッセイ

ネットやSNSで、

「子供がいない専業主婦は甘え」
「専業主婦は旦那に寄生してる」

と見た。

じゃあ、カナダで専業主婦をやって、子供がいない私はダメな奴ってことね。

腹立つわ〜。

夫婦ふたりが納得しているなら、一方が働き、一方が主婦でもいいやん。もちろん、両方が働くのもいいと思う。

どんな選択でも自分で選んだ、ことに価値がある。

それに、働いていようが、主婦だろうが、子供がいようが、いまいが、生活の充実度はその人にしか見えない。

自分と違う立場の人の事情も考えもせずに、軽蔑・批判するのは筋違い。

そして、そういう批判的なものが取り上げられすぎて、すべての人が「主婦」を嫌っているような錯覚に陥るのも問題だと思う。

とはいえ私も、ネットの心無い言葉を見たり読んだりしているうちに、「働かないと価値がない」と罪悪感を抱くことがあった。

直接、誰かが私に言ってきたわけでもないのに。どこの、なんの”世論”かわからないものに落ち込んでいた。

そのたび、旦那さんに謝った。彼は私のやっていることを感謝し、主婦はすごい仕事だと言ってくれるのに、ウジウジしていた。

でも、私が信じないといけないのは、匿名の悪口ではなく、旦那さんの温かい言葉だ。

全力主婦として、自分の役割に誇りを持つことにした。罪悪感だらけでは旦那さんに失礼だ。

彼は仕事を楽しみ、全力で働いている。なのに、私が負い目を感じていたら、彼の頑張りも無駄になるように思えてきた。

彼のお金と思いを、罪悪感で受け取るのはもうやめる。主婦になろうと決めたのは、私自身だ。

旦那さんが仕事を頑張れるように、私は安心とリフレッシュできる環境を整える。ふわふわのタオル、ほこりのないデスク、いいにおいのするシーツ。

お料理担当の彼がすぐ作業ができるように、キッチンは整理整頓し、コンロも磨いておく。

そういう全力主婦を目指す。

全力、っていうのは家事だけではない。自分の趣味にも打ち込み、楽しくいるのも大事だ。

私の趣味は、ゲーム、読書、編み物や文章を書くこと。幸い、お金がかからない。

旦那さんが私の顔を見てホッとできるように、自分のご機嫌を大切にする。

主婦になれるのは「恵まれているからだ」、「旦那さんの収入がいいからだ」と思う人もいるかもしれない。

でも恵まれていたらダメなの?
アンチの人を納得させる理由がないと、主婦をやっちゃいけないの?

旦那さんは倹約家で、私もそんなに物欲はない。シンプルな生活が、私たち夫婦には心地よい。

どんなライフスタイルでも、みんな、違う形で努力してるだけだと思う。

旦那さんに「私、全力主婦だから!エッヘン」と宣言してから、昨日できなかったことができたり、旦那さんがリラックスできたりすると、小さなやりがいを感じる。

てことで、根拠のない”世論”なんか知らんがな。

今日も全力主婦した私、えらい。
旦那さん、ありがとう。

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