11月23日は、たまごっちの発売記念日。今年で29年目らしい。
自分のたまごっちの歴史を振り返ってみる。
たまごっちが発売された当初、私は7歳。周りはたまごっちブームの真っ最中だったけど、私は少し遅れて手に入れたような気がする。
記憶はぼんやりしていて、親が買ってくれたのか、誰かにもらったのかも覚えていない。
どんなキャラを育てたのかも曖昧。もしかすると「ほしかった気持ち」が強すぎて、テレビや雑誌で見た記憶を“持っていた記憶”に書き換えた可能性もある。
家族と縁が切れているから、その頃のことを確かめる方法はない。
| Goodnotesでシール帳みたいにした |
その後は、たまごっちの存在自体を思い出すこともなく、大人になった。
それが、2022年頃。
友達との会話でふと「たまごっちってまだあるんかな」と出てきた。調べてみたら、シリーズはずっと続いていた。
懐かしさと一緒に、心の奥のほうがポッと温かくなった。子どもの頃、「ほしい」と思った感覚に似ている。
それでも当時の私は、自分の興味を横に置く癖があった。「まだあるんや」と思っただけでページを閉じた。
でも、その日から何日経ってもたまごっちが頭から離れなかった。気づけば歴代機種を調べ、たまごっちを持っている人の感想を読み漁り、「手に入れたらどんな生活になるか」を想像するようになった。
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| 画像→https://tamagotchi-official.com/jp/series/original/ |
主婦なので、ほしいものがあれば旦那さんに相談する。
でも彼は、自分のほしいものにも慎重派なタイプ。ほしい具体的な理由を、私が説明できないと首を縦に振らない。「かわいいから」「流行ってるから」「ほしいから」ではダメ。彼自身も、ほしいものを買うまで1年以上吟味することもある。
だから、たまごっちも言い出せなくて、半年くらい黙っていた。
ついに相談したときは、案の定「なぜ?」と聞かれた。普段は口数が少ない自分なのに、たまごっちの話になると饒舌になった。
そして2024年のクリスマス。枕元に、たまごっちコネクションがあった。サンタまでに想いが伝わったのだ。
あの時の気持ちは今でも説明できない。
夢じゃないかと疑った。開封したら「夢から覚める」気がしたから、まずパッケージをじっと見つめた。まめっちのイラストも眺めて、裏面の説明まで全部読んだ。普段そんなことしないのに。開けてみた。夢じゃなかった。
35歳、正式にたまごっちデビュー。
| 1代目からまめっち!!! |
本体のスイッチを入れた瞬間、心は小学生に戻っていた。その日はたまごっちばかり触って、旦那さんに「見て!めっちゃ可愛い!」を何度も見せた。
半年後の誕生日には、たまごっちUniも迎えた。
着せ替えやDLCで遊べること、Wi-Fiでアップデートが続く安心感が魅力だ。
あの慎重な旦那さんが2台目を許してくれたのも意外だった。きっと、私が本当に大切にしているのを見ていたからかもしれない。
カナダでもたまごっちは人気で、在庫が少ない店が多かった。取り置きしてもらって無事お迎えできた。
Uniもコネクションも、今も机のそばでちょこんと佇んでいる。姿を見ると笑顔になるし、よく「かわいいね」「お留守番しててね」とか話しかけてしまう。
36歳の元女児をここまで夢中にさせるなんて、たまごっちは本当にすごい。
29周年、おめでとう。
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