7月は、中山七里さんの作品がKindle Unlimitedで大量開放!今月はすっかり読書Monthだ。
中山七里さんの小説と懐かしいマンガを紹介。とはいえ、半分以上はマンガだ。
『カエル男』シリーズ(全3巻)
著者
簡単あらすじ
凄惨な殺人事件と、刑事たちの執念を描くサイコサスペンス。心神喪失での無罪問題が、シリーズを通した大きなテーマ。
kindle unlimited対象
全巻
感想
巻を追うごとに、殺害方法がエグくなっていく。その描写が、鮮明でしっかり書かれているので、私はページを飛ばして読んだ。
物語は迫力と臨場感があって、あっという間に読み終えた。
犬養隼人シリーズ 中山七里(6巻)
著者
簡単あらすじ
医療犯罪を扱う警察ミステリー。脳死、臓器移植、安楽死、臓器売買など、命に関わるテーマ。
kindle unlimited対象
全巻。こちらはまだ続編が出そうな予感。
感想
私が印象に残っているのは、「生きる権利」があるように、「死ぬ権利」もある。
病気で痛みに悶えながら死ぬのは、本人も家族も果たして安らかなのだろうか?自分で命の「終わり」を選べたら、それもまた「いい最後」になる気がした。
テーマが重い、内容が難しい部分もあるため、シリーズ通しての一気読みはしんどかった。最後の巻は、読み終えるまで3日かかった。
『サイコメトラーEiji』(全25巻)
著者
簡単あらすじ
触れた物から記憶を読み取る高校生・映児が、女刑事と事件を追う。昭和っぽさの残る不良たちとの抗争、猟奇事件が交錯する。サスペンス×青春の熱量が詰まった名作。
kindle unlimited対象
全巻
感想
昔の作品なので、下ネタがすごい。女性の裸と変態な人の描写が多かった。
原作者が『金田一少年』を作った人と同じで、ミステリー部分はとてもおもしろい。不良の抗争も時代を感じる。
主人公の映児と女刑事の志摩が恋仲にならず、あくまで相棒なのが良い。
『サイコメトラー』(15巻まで/休載中)
著者
簡単あらすじ
映児がさらに闇の深い事件に挑む。過去作のキャラも再登場し、いよいよ全面対決の予感。なのに、15巻で止まり、10年くらい休載中。
kindle unlimited対象
全巻
感想
前作に出てきた強者キャラたちと、映児たちの本格的な戦いになりそう。連載の再開してくれないかな。
『でぶせん』(全9巻)
著者
簡単あらすじ
ぽっちゃり女装オタク・福島満(みっちゃん)が、自分そっくりの幽霊に取り憑かれる?!
その幽霊は生前、空手有段の女教師。その力で、生徒の問題をどんどん解決していく異色学園ドラマ。笑って泣けて、人生がちょっと前向きになる作品。
kindle unlimited対象
全巻
感想
『サイコメトラーEiji』本編の箸休め?で、登場した福島満のスピンオフ。最初はちょっと「キモい」と思ったけど、可愛くて憎めないみっちゃん。
流されるままに生きてきたみっちゃんが、今度は幽霊に取り憑かれて、あれよこれよと、生徒の問題を解決して好かれていく。
みっちゃんは始終、私たちのような読者目線で、周りの状況を見ているのがおもしろい。でも人生に絶望していた彼女(彼?)が、生徒との関わりで、人生を生き直す。
『こんな人生は絶対嫌だ』(8巻)
簡単あらすじ
このマンガの中には「最悪」があります。「自己責任」でどうぞ。
貧困、売春、虐待など、日本の「見たくない現実」を描くルポ風マンガ。人ごとのように読めるけど、読み進めるうちに胸がざわつく。
kindle unlimited対象
3巻まで読める。完結しているのかまでは分からない。
感想
怖いもの見たさ、自分じゃないから安心して読める。そんな心理をついた漫画だけど、私は他人事に思えない。
私は貧困の虐待家庭で育った。売春はしていなかったけど、男の言いなりになる部分は同じだった。
旦那さんに出会っていなかったら、自分がこの漫画の登場人物になっていたかもしれない。
さいご
フォーチュンクッキーを見たら、まさに今の自分にぴったりな言葉だった。
私は主婦で、カナダに住んでいるから日本の本は入手しにくい。でもKindle Unlimitedのおかげで、気になる本が手軽に読める。
しばらく読書から遠ざかってたけど、やっぱり本を読むのは楽しいなと思った。


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